映画館 【Lime Light】

ちょっと空いた時間に観た映画。 元気が出るもの、癒されるもの、考えさせられるもの・・。 そんな作品の寸評を載せています。

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あん

■製作:2015年 日本・フランス・ドイツ合作
■監督:河瀬直美
■主演:樹木希林
□評価:★★★ Max=3

中年に差し掛かった千太郎は、私鉄の線路から少し入った所にある小さな「どら焼き屋」で働いている。傷害事件での刑務所暮しの後、オーナーが店長として雇ってくれたが、今では単調な日々を過ごしている。
ある日、一人の老女がアルバイト求人の貼り紙をみて、店先にやってきた。吉井徳江と名乗る彼女が味見用に持ってきた粒あんの美味さに舌を巻いた千太郎は、雇うことを決める。手が少し不自由な徳江だが、彼女が時間と心を込めて丁寧に作る粒あんは、評判を呼んで店は繁盛し始める。常連の女子中学生達の一人ワカナも、徳江と心を通わせていくようになる。
そんな日々が続いたが、千太郎は店のオーナーの奥さんから徳江がかつてハンセン病だったことを理由に辞めさせるよう指示される。そして病気の噂が広まって客足が途絶え、徳江は自ら店を去っていく。徳江のことが気にかかる千太郎は、ワカナと一緒にハンセン病療養施設に彼女を訪ねていく。

カンヌ国際映画祭で新人監督賞やグランプリを受賞している河瀬直美監督が、ドリアン助川の同名小説を、主演に名女優・樹木希林を迎えて映画化。助演は、千太郎役に永瀬正敏、ワカナに内田伽羅、オーナーの妻に浅田美代子、ワカナの母に水野美紀、徳江の友人佳子に市原悦子ら。
ハンセン病=らい病は治療法も確立し、1996年に「らい予防法」が廃止されたにも拘らず、その後も偏見や差別が残っている。
人生を翻弄された徳江が、どら焼き屋という社会に出て役に立った喜びや、再び偏見によって施設に閉じ込められる寂しさを、樹木希林が見事に演じている。また、店長千太郎の永瀬の寡黙だが心根は優しい男の演技も素晴らしい。中学生ワカナの内田は樹木の実の孫だが、役擦れしていない自然さが良い。
河瀬直美監督作品は哲学的で暗いイメージが強く、今回が初めてだったが、自然の美しさ捕らえ方、人物の表情や動作のアップ法が独特で、いつの間にか映画の中に引き込まれ、心を揺さぶられていた。

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  1. 2015/06/16(火) 18:37:51|
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