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グリーンゾーン
■製作: 2010年アメリカ
■監督: ポール・グリーングラス
■主演: マット・デイモン
□評価: ★★☆ Max=3
イラクでフセイン政権が崩壊してから数週間、首都バグダッドにアメリカ軍が進駐した。アメリカ陸軍上級准尉のロイ・ミラーは、MET隊(移動捜索班)を率いて砂漠に隠された大量破壊兵器(WMD)の所在を突き止めるという極秘任務についた。しかし、ブリーフィングで渡される情報に書かれている地域に向かうが、いくら調査をしても兵器の痕跡すら発見できず、犠牲ばかりが増え続けるのだった。
ロイは、この状況に情報源に対し次第に不信感を募らせていく。そして、国防省所属のクラークがロイが掴んだ重要情報を握りつぶしたのをみて、国防省の動きを不審に思い始める。そんな中、ロイは接触してきたCIAのマーティン協力して、真実を探ることにする。
ジャーナリストのラジャフ・チャンドラセカランの著書「インペリアル・ライフ・イン・ザ・エメラルド・シティ」を元に、ジャーナリストとしても活躍し、映画監督としても「ブラディ・サンデー」や「ボーン・スプレマシー」で著名なポール・グリーングラスが映画化した社会派のアクション大作。
主演は、「ボーン・スプレマシー」「ボーン・アルティメイタム」で監督と3度目のタッグとなるマット・デイモンで、緊張感溢れる戦闘やサスペンスシーンでの演技にはさすがと思わせる。
共演は、「ハリー・ポッター」シリーズのブレンダン・グリーソンや「リトル・ミス・サンシャイン」のグレッグ・キニア達が顔を揃えている。
手持ちカメラならではの臨場感あふれる銃撃戦の映像は見もので、ドキュメンタリーと錯覚を起こさせる作品に仕上がっている。スリルあるストーリー展開だが、イラク戦争の大義「大量破壊兵器」が実在せず、ブッシュ大統領の過ちと分かっているだけに、見終わってからは戦闘シーンだけが残った。
「グリーンゾーン」とは、かつて連合国暫定当局があったバグダッド市内10km²にわたる安全地帯のこと。
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- 2010/11/21(日) 14:37:10|
- 映画寸評
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