スター出身の監督、ロバート・レッドフォードの7年ぶりの作品で、原題は「LIONS FOR LAMBS」。主演の記者にメリル・ストリープ、議員にトム・クルーズ、教授にロバート・レッドフォードなど、豪華キャストが共演している。 9.11の同時多発テロ以来アフガニスタンやイラクに派兵し、多数のアメリカ兵士が戦死している対テロ戦争、それが本当にアメリカの為なのか、それとも政治的な思惑からだけなのか・・。政治家、ジャーナリスト、大学教授、兵士、それぞれの視点から命の尊さや政治的な意味を描き出した、衝撃的なヒューマンドラマである。 ただ、同時に3つの話が同時進行して、それも過去と現在が入り混じっていて、ストーリーとしては分かり難い。また、インタビューや教授の話すシーンが長すぎ、単調でもある。