映画館 【Lime Light】

ちょっと空いた時間に観た映画。 元気が出るもの、癒されるもの、考えさせられるもの・・。 そんな作品の寸評を載せています。

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自虐の詩

自虐の詩
■製作: 2007年日本
■監督: 堤 幸彦
■主演: 中谷美紀
□評価: ☆☆☆ Max=3

通天閣の見えるボロアパートの幸江とイサオの部屋に、いつものようにチャブ台をひっくり返す音が響く。無口で酒飲みのイサオは、なにかにつけてチャブ台をひっくり返すのがお決まりだが、定職もなくギャンブルに明け暮れ、家計は幸江が中華料理屋のパートで保っている。幸江は何があってもイサオに健気に尽くし、明るく振舞っている。
そんな幸江は、宮城県のの気仙沼に生まれ育ったが、小さいころから母が家出をし、父も飲んだくれて借金の山で、幸江も新聞配達や内職をしながら学校に行くという貧乏な生活。いつも「氏併せんなれますように」といのっているのだが、学校でも友達が出来ない。そんな中、同じように貧乏な境遇の混血児熊本さんという友達が出来、二人で「幸せになりたい」と話すのだった。父親が愛人との旅行資金の工面に銀行強盗を働き、刑務所送りとなったことから、幸江はとうとう東京に出ることになり、その友達とも別れることになる。
東京での身寄りのない幸江は、大人になってもまともな仕事には就けず、街角で春を売って生活をするが、トラブルの時にいつも助けてくれるのが、ヤクザのイサオという青年だった。そして、イサオが指をつめて、売春婦からの足抜けをし、大阪に逃げた二人はともに暮らすようになるのだった。
そんな幸江にパート先の主人が惚れてしまい、「イサオと別れ結婚して欲しい」とお金とものを手にしつこく言い寄よるが、そこにひょっこり刑務所帰りの父親が現れる。

週刊宝石に連載され「日本一泣ける4コマ漫画」と大絶賛されたた柴田良家の4コマ漫画を、「TRICK」「明日の記憶」の堤幸彦監督が実写映画化。健気な妻と無口で乱暴な夫の風変りな生活を独特なテクニックで画いたどん底ラブストーリー。
主演の幸江は「嫌われ松子の一生」で日本アカデミー賞主演女優賞の中谷美紀、イサオは阿部寛で、二人ともこれまでのイメージを超えた演技をしている。とくに中谷はここまで出来るかと思うほどの出来。脇には、遠藤憲一、カルーセル麻紀、竜雷太、名取裕子、西田敏行などの芸達者を配し固めている。音楽は、前半はテンポのある軽快な音楽、後半はシンガーソングライター安藤裕子がこの映画のために作った「海原の月」と使い分けているが、これもまた良い。
笑いが耐えない2時間弱の試写会だったが、見終わってから通常の喜劇にはない爽やかさとともに「幸せとは何か」を考えさせられた。是非お勧めしたい良い作品だ。

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  1. 2007/10/04(木) 15:52:09|
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