映画館 【Lime Light】

ちょっと空いた時間に観た映画。 元気が出るもの、癒されるもの、考えさせられるもの・・。 そんな作品の寸評を載せています。

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英国王のスピーチ

英国王のスピーチ
■製作: 2010年イギリス、オーストラリア
■監督: トム・フーパー
■主演: コリン・ファース
□評価: ★★★  Max=3

1925年、国王ジョージ5世の代理として次男のヨーク公アルバート王子は大英帝国博覧会閉会式で、演説を行う。しかし、幼い頃からの吃音症の為に散々な結果に終わる。これまでにも吃音を克服すべく、何人もの言語聴覚士の治療を受けたものの改善はされていなかった。
そんな夫を心配する妻エリザベスは、スピーチ矯正の専門家というオーストラリア人ライオネルの存在を知り、夫の治療をまかせることにする。ライオネルはアルバート王子に対しても治療中は対等あることを求め、今までに無い変わった治療を施していく。
そんな中、国王が死去する。即位した兄エドワード8世は、王室として認められない離婚暦のある女性との結婚を希望し、突如王位を返上し退位してしまう。アルバートは、吃音のコンプレックスから内向的な性格で、ジョージ6世と名乗るようになっていた彼が最も望まない王位を継承をしなければならなくなる。

幼い頃から吃音に悩まされた現イギリスのエリザベス女王の父ジョージ6世の実話を『シングルマン』のコリン・ファース主演でトム・フーパーがメガホンを取って映画化。スピーチ矯正の専門家にジェフリー・ラッシュ、エリザベス妃にヘレナ・ボナム・カーターが共演している。トロント国際映画祭で最高賞受賞、第83回米アカデミー賞で作品、監督、主演男優、脚本賞4冠を達成をしたのは記憶に新しい。
吃音から弱みや欠点を抱える王子と言語療法士との友情とも呼べる信頼関係と、夫を支える妻や子どもとの絆が実話ならではの展開で上手く描かれている。派手なアクションやCGがある訳ではないが、時代考証などもしっかりしていて、何よりもメインキャスト3人の演技が素晴らしい。
ここ数年では、一番印象に残る作品で、自信を持って人に薦められる傑作だ。
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  1. 2011/05/06(金) 21:53:53|
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奇跡

奇跡
■製作: 2011年日本
■監督: 是枝裕和
■主演: 前田航基、旺志郎
□評価: ★★☆  Max=3

小学校6年生の航一と4年生の龍之介は、両親が離婚し、鹿児島県と福岡県で離ればなれに暮らしている。航一は、鹿児島で母親と祖父母と暮らしながら、いつかまた家族4人で暮らしたいと願って、龍之介と連絡を取りあっている。そんな中、航一は学校で全線開通する九州新幹線にまつわるある噂を聞く。それは全線開業の朝、鹿児島発の「つばめ」と福岡発の「さくら」が初めてすれ違った時に願い事をすると、それが叶うというものだった。家族を元通りにする方法に頭を悩ませている航一は、弟や友人とこの噂を信じで、願い事をすべく計画を立て始める。

2011年3月に全線開通した九州新幹線を題材に、家族のきずなを取り戻そうと奮闘する兄弟を中心に描いた作品。監督・脚本・編集を『誰も知らない』の是枝裕和。まえだまえだの2人前田航基と前田旺志郎が主人公の少年の兄弟を演じる。大塚寧々とオダギリジョーが離婚した両親、祖父母に橋爪功と樹木希林、先生に阿部寛と長澤まさみ、その他原田芳雄、夏川結衣といった豪華俳優人が若い二人の周りを固めている。
また、同名の主題歌“奇跡”と映画音楽を、くるり(QURULI)が担当している。

朝日ホールでの完成披露試写会で見た。舞台に新幹線がセットされ、その前で監督、主演のまえだまえだの二人、オダギリジョー、阿部寛、樹木希林などが挨拶。TVカメラが15台も並びぶほど注目度が高い作品だが、肝心の映画は、子供達だけの会話のシーンも多いが、早口と高い声で聞き難い場面もある。ハートフルなストーリーは明快ではあるが、その分単純で、先が読め盛り上がりは今一歩。子どもたちにスポットが当った作品で、どちらかと言うと女性向きだと感じた。
  1. 2011/05/05(木) 17:32:04|
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ゲゲゲの女房

ゲゲゲの女房
■製作: 2010年日本
■監督: 鈴木卓爾
■主演: 吹石一恵
□評価: ★☆☆  Max=3

昭和36年、島根県の安来に住む布枝は、家業の酒屋の手伝いをしているが、29歳になり婚期を逃しつつあった。そんな布枝にお見合いの話がくるが、相手は境港出身で東京に住む39歳になる人で、戦争で左腕を失いながら漫画家で活躍しているということだった。お見合いからわずか5日で結婚式をあげ、すぐに上京する。しかし、布枝に待っていたのは、花の東京での生活とは程遠い、ボロ家での底なしの貧乏暮らしであった。米びつも底をつき食パンの耳や道端に生える野草を食べたり、質屋通いも日常茶飯事。貧困に二人の間には新婚ながらぎこちない空気が漂う、ある日布枝はしげるの原稿を出版社に届けたことから、漫画家の現実を見ることになる。しかし布枝には、妖怪漫画をひたすら描き続けるげるの姿がを見て、努力がムダに終わるはずがなく、きっと世間に認めらるとく思うのだった。

「ゲゲゲの鬼太郎」で知られる漫画家・水木しげるの妻・布枝の自叙伝を映画化した作品。映画より先に、NHKの連続テレビ小説としてTVドラマ化され、2010年に放送されが、映画化はNHKに先行して企画・撮影された。
監督は「私は猫ストーカー」の鈴木卓爾。主演は武良布枝役に吹石一恵。共演の茂役に人気脚本家・演出家の宮藤官九郎、布枝の姉・初枝役に坂井真紀など。吹石は熱演だが、貧困に彼女のキャラクターは合わないかもしれない。宮藤は意外と存在感が無い。
NHKのドラマと比べれば時間的制限から仕方が無いかも知れないが、貧困の画き方や、それを乗り越えていく姿などに訴えるものが全く弱い。また、終わり方も多くの人が知る「鬼太郎」の登場がないまま、知りきれトンボ感を拭えない。更に、昭和40年代に不釣合いな高層マンションや現在の形の車が見えたり、ロケとスタジオのシーンの違いが大きすぎたりで、出来が秀逸な「三丁目の夕日」と比べるべくも無いが、作り方が粗雑すぎる。
  1. 2011/05/01(日) 08:42:58|
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らいむ

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