映画館 【Lime Light】

ちょっと空いた時間に観た映画。 元気が出るもの、癒されるもの、考えさせられるもの・・。 そんな作品の寸評を載せています。

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重力ピエロ

■重力ピエロ
■製作: 2009年日本
■監督: 森 淳一
■主演: 加瀬 亮
□評価: ★★☆  Max=3

仙台の大学院で遺伝子を研究する奥野泉水には、仲の良い”春”という二つ下の弟がいる。二人の名前は英語でSPRINGと同じだが、弟は美男子で芸術的な才能にも長けていて、泉水には眩しいような存在だ。泉水と春の母親は、7年前に亡くなっていて、今は優しい父の正志と三人で平穏に暮らしている。ある日、正志がガンで入院し、彼の余命が僅かであることが判る。それでも、正志はいつもながらの陽気さを失わず、「俺たちは最強の家族だ」と息子二人に言うのだった。
そして、連続放火事件が発生し、街中の落書きを消す仕事をしている春が落書きと放火が同時期に近くで行われるというの関連に気づく。兄弟はその事件を解決しようとし、現場に残されている落書きの英単語の頭文字がDNA配列だと気かつく。
時を同じくして、24年前に同じ街で起こった連続レイプ事件の犯人が出獄してきた。葛城にレイプされた女性の中には、泉水の母の梨江子もいて、春はその時の子供だった。

70万部を超える伊坂幸太郎のベストセラーを『Laundry ランドリー』で評価をえた森淳一が監督し、映画化。
泉水役には『それでもボクはやってない』『おとうと』など若手ながら存在感のある演技の加瀬亮、春役には『天然コケッコー』『魔法遣いに大切なこと』などで活躍が目立つ岡田将生。
そのほか共演は、父親役の小日向文世、母親役の鈴木京香、春のおっかけ役の吉高由里子、レイプ犯人役の渡部篤郎など。優しく穏やかな役を小日向が持ち前さで好演だが、悪役ともいえる渡部は最低な人間を見事に演じきっていて印象に残る。
残されたグラフィティアートの謎解きに始まり、家族の持つ24年前の謎が明らかになるストーリー展開だが、家族の絆や家族それぞれの葛藤がうまく描かれている。
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  1. 2010/03/28(日) 13:58:59|
  2. 映画寸評
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サブウェイ123

■サブウェイ123
■製作: 2009年アメリカ
■監督: トニー・スコット
■主演: デンゼル・ワシントン
□評価: ★★☆  Max=3

ニューヨーク地下鉄の運行司令部で働くガーバーは、1時23分列車が緊急停止したことに気づく。運転席に無線連絡ををとると、ライダーと名乗る男が出て、ハイジャックしたことを伝えてきた。そして、人質19名の命と引き換えに、59分以内に市長に1000万ドルを用意させろと要求してきたのだ。
ガーバーはライダーとの交渉を専門家と交代するが、ライダーは無線で話をした地下鉄職員のガーバーを指名してきた。警察の人質救出斑の警部が強引に変わろうとすると、犯人は乗客を射殺してしまう。

『デジャヴ』などの作品でイギリスの巨匠と言われるトニー・スコット監督が、1974年の『サブウェイ・パニック』をリメイクした作品。
ガーバー役はデンゼル・ワシントン、もう一人の主役の犯人役はジョン・トラボルタで、映画はこの二人を中心に進むが、二人の演技力が画面に引き込む。突然ハイジャクされたニューヨークの地下鉄を舞台にした、地下鉄職員と武装グループのリーダーとの交渉劇を、臨場感たっぷりに先の読めないストーリー展開で描いている。
  1. 2010/03/20(土) 22:32:59|
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おとうと

■おとうと
■製作: 2009年日本
■監督: 山田洋次
■主演: 吉永小百合
□評価: ★★☆  Max=3

東京の下町で小さな薬局を営む吟子は、若くして夫を亡くし、義母の絹代の面倒をみながら女手ひとつで一人娘の小春を育ててきた。
その小春が結婚することになるが、結婚式当日、音信不通だった弟の鉄郎が紋付袴姿で披露宴に現われ、酒に酔って披露宴を台なしにしてしまう。鉄郎には、吟子の夫の十三回忌でも同じような不始末をした過去があり、兄からひどく叱られた鉄郎は姿を消してしまう。
ある日、大阪で鉄郎と一緒に暮らしていたという女が吟子を訪ねてくる。用事は鉄郎の借金のことで、吟子はなけなしの貯金を下ろし、女に渡す。
しばらくして鉄郎がひょっこり姿をみせるが、吟子は怒って鉄郎に絶縁を言い渡してしまう。しかし、吟子は鉄郎は体調が悪いのではと気にかかるのだった。

山田洋次監督、10年ぶりの現代劇で、1960年作の市川監督の『おとうと』がオリジナル版。山田監督の『母べえ』で共演した吉永小百合と笑福亭鶴瓶が、再び姉弟役を演じている。他のキャストは、娘小春に蒼井優、その恋人に加瀬亮、義母は加藤治子、兄に小林稔持、民間ホスピスの所長は小日向文世、その奥さんに石田ゆり子と芝居達者で固めている。スマップの仲居もチョイ役で顔をみせる。
吉永はいつもの変わり映えのしない演技。鶴瓶はテレビのままの自然体の演技だが、ガンに侵された役にしては最期までふっくらし過ぎ。小日向と石田ゆり子はホスピスで働く本物の職員のようで演技力が素晴らしい。
全体に、山田監督らしい笑いと涙の下町舞台の人情喜劇で、『男はつらいよ』の佐藤蛾二朗も顔をだす。姉弟・兄妹の違いはあるが寅次郎とさくらを見ているようだ。
涙腺が少し緩んでいる向きには、ハンカチ持参をお勧めする。
  1. 2010/03/06(土) 18:03:58|
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ディア・ドクター

■ディア・ドクター
■製作: 2009年日本
■監督: 西川美和
■主演: 笑福亭鶴瓶
□評価: ★★★  Max=3

僻地の山村でただ一人の医師の伊野が失踪した。警察が捜査を始めるが、村人たちは伊野を慕い信頼を寄せているにもかかわらず、驚いたことに伊野の素性を誰一人知らなかった。

遡ること二ケ月。東京から研修医として相馬という若い医師が赴任してきた。そこは、商店やコンビニもない、高齢者が多い山あいの過疎の村だった。相馬はそこで、村でただ一人の医者で、診察、往診、薬の処方、急患の対応を一手に引き受けている伊野と出会った。そんな献身的な働きをする伊野を村人は頼りにし、伊野もそこに根を下ろしているかに見えた。
ある日、一人暮らしの老女のかづ子が倒れ、伊野は往診をするが、かづ子は病状を隠したがる。そんなかづ子も、徐々に伊野に心を開き始め、病状は深刻なものだと分かる。かづ子は、体が病魔に侵されていることに気づいていて、そのことを秘密にするように伊野に懇願し、伊野も嘘をつき続けることを引き受ける。そしてそれを機に、伊野自身もひた隠しにしてきた嘘を守ることが危うくなってくる。

『ゆれる』でブルーリボン賞監督賞を受賞の女性監督のトップランナー西川美和が脚本・監督をした最新作。西川は、この作品で二度目のブルーリボン賞監督賞に輝いた。『おとうと』などが好評の笑福亭鶴瓶の映画初主演作で、医師伊野を演じている。若い研修医の瑛太、老女かづ子の八千草薫のほか余貴美子、香川照之、笹野高史ら若手や芸達者のキャストが集結している。
鶴瓶はいつもながらの自然体の演技だが、時折見せる「笑顔でも目は笑っていない」表情は初主演とは思えない。また、八千草の優しい視線と薬の販売員を演ずる香川の目障りでない存在感が作品を充実したものにしている。高齢化と僻地医療という地味になりがちなテーマをしっかりとしたエンターティメントにした、西川美和の脚本に拍手を送りたい。
  1. 2010/03/03(水) 20:34:12|
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らいむ

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