映画館 【Lime Light】

ちょっと空いた時間に観た映画。 元気が出るもの、癒されるもの、考えさせられるもの・・。 そんな作品の寸評を載せています。

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山桜

■山桜
■製作: 2008年日本
■監督: 篠原哲雄
■主演: 田中麗奈
□評価: ★★☆  Max=3

江戸時代の後期、東北の海坂藩の吟味役涌井家の長女野江は、嫁いだ相手が早死にし、今は磯村家に嫁いでいるが、さもしい家風に馴染めずに日々の生活に耐えている。野江は久しぶりに叔母の墓参りの帰りに、山道に満開の山桜を見つける。その美しさに一枝折ろう手を伸ばすが届かず、一人の武士が山桜を手繰り寄せ折ってくれる。その武士は、かつて縁談を断った実直な侍の手塚弥一郎だった。そして、その弥一郎は野江を妻に望んで果たせなかった思いを今でも引きずっていた。
そんな中、海坂藩の農民たちは毎年の米の不作と重い年貢で食うや食わずで生活に困窮していた。その窮状を目の当たりにした弥一郎は義憤にかられ、ある決断をする。

藤沢周平の珠玉の短編小説を、『地下鉄に乗って』の篠原哲雄監督が映画化。主人公・野江には、時代劇に初挑戦の田中麗奈、彼女を静かに愛する武士には東山紀之。田中麗奈は凛とした女性像を見事に演じて、時代劇に新境地を開いた感じ。東山も正義感あふれる若い武士を演じ、太刀捌きも見事なもの。壇ふみ、、篠田三郎、村井国夫、富司純子といった実力派の豪華俳優陣が脇を固めていて、同じ藤沢作品の『武士の一分』『たそがれ清兵衛』にも方を並べる作品となった。脇の中では、最後に登場する富司純子の存在感が特に目を引く。惜しいのは、や墓や大道具道に少し雑なところが見られるのと、一青窈の歌がエンディングテーマにしては合わないところ。
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  1. 2009/01/25(日) 00:16:30|
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怪人二十面相・伝

■怪人二十面相・伝
■製作: 2008年日本
■監督: ジョン・マッデン
■主演: 金城 武
□評価: ★★★  Max=3

第二次世界大戦の勃発を回避した、1945年のもうひとつの日本の首都「帝都」。前世紀から続く華族制度により、特権階級だけが富を独占してしまい社会には極端な格差が生じていた。そうした中で、富裕層から次々と高価な骨董や美術品を盗み出す「K-20」と呼ばれる怪人二十面相が世の中を騒がせ始めた。
一方、サーカスの人気曲芸師の遠藤平吉は、今日もアクロバットを駆使して飛び道具をかわす新技を披露し、観客から拍手喝采を浴びていた。そこに謎めいた紳士が訪れて、日本有数の財閥・羽柴家の令嬢の葉子と名探偵で名前が知れている明智小五郎との結納の儀式の写真を撮ってきて欲しいと依頼をする。しかし、これは怪人二十面相の罠で、この依頼を受けて儀式の会場に潜入した平吉は、二十面相に仕立て上げられ、捕らわれてしまう。

江戸川乱歩ではなく北村想原作の同名小説を『ALWAYS 三丁目の夕日』のスタッフが再結集して映画化。監督は脚本家としても活躍している佐藤嗣麻子。主役の平吉に金城武、明智小五郎に仲村トオル、財閥の令嬢・羽柴葉子に松たか子が就いている。話としては単純な「怪人20面相」だが、金城のアクションとVFXが見事に合っていて、ハリウッドのバットマンやスパイダーマンをも凌ぐアクション・エンターテイメントに仕上がっている。新しいアクション・ヒーローの誕生だが、詳しくは書けないが一話で完結のように終わっているのが、残念。
  1. 2009/01/11(日) 20:29:35|
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コレリ大尉のマンドリン

■コレリ大尉のマンドリン
■製作: 2001年アメリカ
■監督: ジョン・マッデン
■主演: ニコラス・ケイジ,
□評価: ★★★  Max=3

第2次世界大戦の最中、静かなギリシャ・ケファロニア島の医師イアンニスの一人娘のペラギアは、島の漁師マンドラスを愛するようになる。そんな島にも戦争の足音が近づき、婚約者となったマンドラスは戦争に志願して、島を後にする。やがてドイツ&イタリア軍が侵攻し、イタリア兵の行軍を率いるアントニオ・コレリ大尉が、背中にマンドリンを背負って到着し、島の牧歌的な日常は打ち破らる。そして、戦時下でもマンドリンの演奏を愛するコレリと音楽を忘れない陽気な兵士たちに、島の人々も次第に心を開いていく。ペラギアが100通もの手紙を書いてもまったく音沙汰がないマンドラスだったが、ある日傷を負いながらも生還する。しかし荒んだ婚約者はかつての純真さをなくし、敵国への憎しみに燃えていた。ペラギアは、誠実なコレリに次第に惹かれ、やがて二人は恋に落ちるのだった。しかし、戦火は激しさを増し、コレリはドイツ軍との凄惨な戦いの末、囚われて処刑場へと連行される。

『恋におちたシェイクスピア』 でアカデミー賞7部門に輝いたのジョン・マッデン監督が、英国の大ベストセラー小説の原作をもとに、戦争に翻弄される恋を描いたラブストーリー。陽気なイタリア人のコレリ大尉をニコラス・ケイジが好演。その恋人役はいまやハリウッドスターのペネロペ・クルスだが、清楚で気品ある演技が見もの。単なるラブストーリーではなく、戦時下の人間模様を描いた作品で、テレビのミッドナイト・ロードショウーでは勿体無いくらいのいい映画。
  1. 2009/01/02(金) 20:36:32|
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