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映画館 【Lime Light】

ちょっと空いた時間に観た映画。 元気が出るもの、癒されるもの、考えさせられるもの・・。 そんな作品の寸評を載せています。

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おくりびと

■おくりびと
■製作: 2008年 日本
■監督: 滝田洋二郎
■主演: 本木雅弘
□評価: ★★★  Max=3

幼少の頃父親が家を出て以来、今は亡き母親の手で育てられたチェリストの大悟は、所属していた楽団が突然解散してしまう。大悟は夢をあきらめ職の当ても無いまま、ウェッブデザイナーの妻・美香も賛成したことから、故郷の山形の庄内地方に帰ってくる。そして職探しを始めるが、高給・正社員の好条件の「旅のお手伝い」の求人広告を見つけ、早速面接に向かうと、社長の佐々木は履歴書も見ずに即決で採用だという。なんと仕事は、なり手のない遺体を棺に納める“納棺師”の仕事だった。
妻にも内緒でいやいやながら始めた仕事だったが、さまざまな死と向き合い、やがて、納棺師の仕事に誇りを持つようになる。しかし、それは人々の噂にもなり、美香の知るところとなる。美香は夫の職業をけがれたものと嫌悪感をむき出しにして、実家に戻ってしまう。

監督は『壬生義士伝』の滝田洋二郎、脚本は人気放送作家の小山薫堂。この二人が、
死の儀式を執り行う元チェリストの心の変化と、いく組みかの夫婦や家族の人間模様を繊維に描き出している作品で、2008年度のモントリオール映画祭のグランプリを獲得。
キャストには大悟に本木雅弘、妻・美香に広末涼子。社長役に山崎努、事務員の余貴美子、風呂屋のおかみに吉行和子、常連客に笹野高史ら実力派が周りをしっかり固めている。本木は微妙に内面が変化していく難しい役柄を上手くこなして、また納棺の儀式やチェロの演奏も板に付いたもの。広末も落ち着いた演技でよい。そして、何といってもバイプレーヤーの山崎務が素晴らしい。
『武士の一分』など藤沢作品の舞台となった庄内地方の美しい自然の移り変わりと、気にならない程度に流れている久石譲のテーマ曲も良い。また、納棺師の死出の儀式は、カメラワークや音も優れていて、美さえも感じさせる。
久しぶりに良い作品に出会った。
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  1. 2008/09/15(月) 15:11:02|
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らいむ

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