映画館 【Lime Light】

ちょっと空いた時間に観た映画。 元気が出るもの、癒されるもの、考えさせられるもの・・。 そんな作品の寸評を載せています。

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ニライカナイからの手紙

■ニライカナイからの手紙
■製作: 2005年 日本
■監督: 熊澤尚人
■主演: 蒼井 優
□評価: ★★☆  Max=3

風希は沖縄の竹富島で郵便局長の祖父と二人暮らしをしている。カメラマンだった父親を早くに亡くし、母親は風希が6歳のときに島を出て、それ以来一度も戻ってくることはなかった。
その母親からは風希の毎年の誕生日に手紙が届く。その手紙には励ましの言葉が綴られていて、彼女の何よりの宝物になっている。14歳の誕生日に届いた手紙に、二十歳の誕生日に、分かれて暮らしている理由を全て話すと書かれていた。
高校を卒業すると、地元に残れという祖父の言葉を背に、風希は写真を勉強のためにカメラマンの助手として上京し、父の遺品のカメラで写真を撮るようになる。そして心待ちにしていた20歳の誕生日がやって来て、待ち合わせ場所の井の頭公園に向う。

沖縄竹富島の美しい自然をバックに、島の人々の優しさに包まれながらも、母からの手紙を支えとして生きる少女の成長綴ったハートフルな作品で、2005年に全国公開され、20万人を動員。
監督は、『TOKYO NOIR』の能澤尚人。キャストは、主人公 風希には蒼井優、祖父を沖縄演劇界重鎮の平良進、母親を南果歩と演技派俳優で固めている。今から4年前の撮影だが、蒼井は『リリイ・シュシュのすべて』で映画デビューし、次々と話題作に取り組み経験も積んだためか、しっかりした演技で素晴らしい。平良は物静かで朴とつとした沖縄の老人にぴったりで、流石に存在感がある。
最後に種明かしをするストーリーは良いのだが、あまりにも郵便局が出すぎ、全編郵政の広告のようでこれは頂けない。
主題歌はテーマ曲『太陽ぬ花』がデビューとなる永山尚太。
なお、ニライカナイとは沖縄地方に伝わる水平線の彼方にある楽園のことらしい。
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  1. 2008/08/31(日) 17:13:03|
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陰日向に咲く

■陰日向に咲く
■製作: 2008年 日本
■監督: 平川雄一朗
■主演: 岡田准一
□評価: ★★☆  Max=3

シンヤはギャンブル好きで借金まみれの観光バスの運転手。職場の上司にも借金をし、その上司との約束を破り、パチンコで給料を使い果たしてアパートに帰ると、サラ金の回収屋が待っていた。シンヤは、その回収屋の指示でオレオレ詐欺に手を染め、老婦人を騙そうとする。しかし、電話口の老婦人はシンヤを息子と思い込み、話し始めるが、何度も電話をするうちに、二人の間に奇妙な交流が始まる。心根が優しいシンヤが金を引き出せずにいるとき、浅草の仲見世で寿子という若い女性と出会う。寿子の母は若いときに浅草のストリップ劇場でゴールデン雷太・鳴子として漫才をしていたことがあり、寿子は雷太を見つけ出すために浅草に来たのだった。
リュウタロウは妻を亡くし一人暮らす中年のエリートサラリーマン。出勤の途中に、歩道橋を人波を二つに割ってのんきに降りてくるホームレス浮浪者を見て、「モーゼだ」 と感動してしまう。一人息子との関係を改善できず悩み続けていたリュウタロウは自らもホームレスの格好になり、モーゼを探し出して時間を共にするようになる。

堤幸彦監督に師事し『そのときは彼によろしく』でデビューした平川雄一朗が、劇団ひとりのベストセラーの同名小説を映画化。キャストはシンヤに『木更津キャッツアイ 日本シリーズ』・『花りもなほ』で確実な演技を評価されたV6の岡田准一、寿子役に宮崎あおい、モーゼに西田敏行、リュウタロウに三浦友和と実力派が並ぶ。宮崎の溌剌としてキレの良い演技は全体を盛り上げているが、それと対照的に目立ち過ぎない控えめな岡田も良い。
東京を舞台にダメ人間たちに焦点を当て、それぞれが一生懸命生きようとする姿を描いた群像劇だが、最後に登場人物たちが繋がるというストーリー展開が面白い。映画館で見なくても、DVDで十分楽しめる作品。
  1. 2008/08/23(土) 15:09:49|
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百万円と苦虫女

■百万円と苦虫女
■製作: 2008年 日本
■監督: タナダユキ
■主演: 蒼井 優
□評価: ★★☆  Max=3

就職浪人の佐藤鈴子は、レストランでアルバイトをしているが、仲間の女性からルームシェアをと誘われる。親元から離れて暮らす決意をした鈴子だが、ルームシェアはその友達の彼も一緒。ところが二人が喧嘩別れをしたことから、鈴子と男との二人のシェアになる。捨て猫の扱いから、鈴子は男の荷物を全て処分してしまったことから刑事事件となり、その結果前科者になってしまう。
中学受験を控えた弟にも責められて家に居辛くなった鈴子は、100万円を貯めてひとりで生きていくことを決意する。そして、1カ所で100万円貯まったら次の場所に移り住むという生活を始める。
そして、小学校でいじめを乗り越えようとする弟の拓也の存在が、彼女の生活に勇気を与えてくれるのだった。

『フラガール』で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞、ブルーリボン賞主演女優賞など、数多くの映画賞を受賞した蒼井優が『ニライカナイからの手紙』以来、3年ぶりに主演を務めた作品。
監督は『赤い文化住宅の初子』のタナダユキ。共演者は、森山未來、笹野高史、ピエール瀧、佐々木すみ江などの個性派揃い。「100万円貯まったら転居」を繰り返すうちに少しづつ成長していく青春ロードムービー。蒼井のキャラクターからか、暗くならずにのぼのとした作品になっていて、意外にも後味スッキリ。
  1. 2008/08/11(月) 17:03:06|
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ヒットラーの贋札


■ヒットラーの贋札
■製作: 2007年 オーストリア・ドイツ
■監督: ステファン・ルツォヴィツキー
■主演: カール・マルコヴィックス
□評価: ★★☆  Max=3

第二次世界大戦中のドイツ・ベルリン、紙幣やパスポートやなどの贋作を生業とするユダヤ人のサリーは、その道では知られた存在で、そろそろ工場が危なくなり。移転の用意をしている。その最中、サリーは捜査官ヘルツォークに捕らえられ、ユダヤ人を対象にした強制収容所に送られる。厳しい強制労働の中、何とか生き延びたサリーは、ある日収容所の一画にある秘密の偽造工場に連れて行かれる。そこではヘルツォークが指揮をとって、大量の贋ポンド紙幣偽造し、敵国イギリスの経済を混乱させる「ベルンハイト作戦」の準備をしていた。サリーを始め各地から集められたプロの職人たちは、作戦への協力は家族や同胞への裏切りになり、かといって贋ポンド紙が完成できなければ、そこには死が待っているのだった。

原作は贋造に加わった印刷技師の著書で、第二次世界大戦のドイツで実際にあった贋札を使っての“ベルンハルト作戦”を題材にしたヒューマンドラマ。監督は『アナトミー』のステファン・ルツォヴィツキーで、第80回アカデミー賞で外国語映画賞を受賞。
ユダヤ人収容所の中で破格の待遇をされ、贋札作りに携わることが命の保証となることから、「生きたい」という思いと家族や同胞への裏切りの負い目の中で、死をかけた選択を迫られる人間をしっかりと描いている。少し重いテーマだが、見るものに選択を訴えかけるような迫力があった。
  1. 2008/08/02(土) 21:45:21|
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らいむ

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