映画館 【Lime Light】

ちょっと空いた時間に観た映画。 元気が出るもの、癒されるもの、考えさせられるもの・・。 そんな作品の寸評を載せています。

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ビッグホワイト

■ビッグホワイト
■製作: 2005年 アメリカ
■監督: マーク・マイロッド
■主演: ロビン・ウィリアムズ
□評価: ★☆☆  Max=3

極寒のアラスカで旅行代理店を営むポールは、店の経営も上手くいかず多額の借金を抱え、電気も止められようとしている。その上、愛妻のマーガレットは精神が不安定になるトゥーレット症候群という病気で苦しんでいる。
ポールは、金策のため5年前から行方が分からない弟に掛けている保険金を請求するが断られてしまう。万策尽きたポールは、偶然会社の前にあるゴミ箱の中から見知らぬ男の死体を発見し、これ幸いに死体を弟に偽装し保険金を騙し取ろうと考える。そして、死体を崖から転落させ、動物に食べられるように顔にベーコンを括り付けたりと工作をし、警察をまんまとだまし、保険金百万ドルがもうすぐ手に入るところまで漕ぎつける。しかし、弟のレイモンドが自分の死亡記事を見て帰ってきてしまい、その上保険の調査員のテッドが疑いを持ってポールをしつこく追いかけてくる。

ロビン・ウィリアムズのほか、アリソン・ローマン ウディ・ハレルソンらが出演。ジャンルはサスペンスに属するものだろうが、偽装工作にしても子供だましのような単純なもので、ストーリーに深みが感じられない。単なるコメディになってしまっていて、キャストの個性が活かされていないのが残念。

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  1. 2008/02/23(土) 14:01:19|
  2. 映画寸評
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結婚しようよ

■結婚しようよ
■製作: 2007年 日本
■監督: 佐々部清
■主演: 三宅裕司
□評価: ★★☆  Max=3

52歳になる香取卓は、不動産会社の勤勉なサラリーマンだ。専業主婦の妻・幸子、大学生の長女・詩織とバンド活動をしている次女・歌織の一家4人で、「晩ご飯は必ず全員揃って食べる」毎日だ。このルールは卓が決め、結婚以来を守ってきた。吉田拓郎の大ファンで東小金井駅前でストリートミュージシャンが歌う拓郎の「落陽」を見物しながら、いつの間にか口ずさんでいるところを一人の青年に見かけられ、この青年を自宅の食卓に連れてきて、湯豆腐を振舞う。
これが縁で詩織はこの蕎麦打ち修行をしている苦労人の青年に想いを寄せる。そして、詩織は彼に夕食の弁当を届けるために、また妹の歌織もバンド活動のために、家族一緒に夕食をとらない日が増えていく。家族との時間を大切にしてきた卓は、気を落としてしまう。
こうした中、歌織が活動をしているライブハウスが、学生時代にミュージシャンを志した卓が歌っていた店と分かる。卓はその店でアルバイトをしていた幸子と生まれてくる子どもの為に、夢であった音楽への道を諦めた過去があった。

「半落ち」「出口のない海」「夕凪の街桜の国」の名匠で吉田拓郎の大ファンだという佐々部清監督が撮った拓郎ソング20曲を散りばめたホームドラマ風の作品。メインキャストの夫婦には三宅裕司と真野響子の絶妙な組み合わせを、娘たちにはNHK 朝ドラ「天花」のヒロイン藤澤恵麻と「中ノ森BAND」のAYAKOという新鮮な二人を起用。この周りを、松方弘樹、入江若葉、岩城滉一、モト冬樹らが固めている。次女役のAYAKOはプロらしく歌が抜群に上手く、演技もいい。
映画は駅前のバンドが歌う「落陽」から始まり、「風になりたい」「今日までそして明日から」「結婚しようよ」などなど拓郎ファンのみならず、70年代のフォークソング全盛期に青春を謳歌したとりわけ団塊の世代には、懐かしく堪らない作品になっている。
ホームドラマらしく、先が読めてしまう単調なストーリー立てで、盛り上がりが今ひとつなところは残念。

  1. 2008/02/17(日) 16:52:06|
  2. 映画寸評
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アメリカン・ギャングスター

■アメリカン・ギャングスター
■製作: 2007年 アメリカ
■監督: リドリー・スコット
■主演: デンゼル・ワシントン
□評価: ★★★  Max=3

1970年初頭のニューヨーク、黒人マフィアのボスの運転手として働いていたフランク・ルーカスは、父親のようなに慕っていたボスを亡くしてしまった。そしてハーレムにはボスがいなくなり、るーかすフランクは、純度の高いヘロインをベトナム戦争中のゴールデン・トライアングルから産地直送で密輸し、流すことを始める。ハーレムに粗悪で高価なヘロインがはびこる中、彼は密輸品をブルーマジックと名付け100%ピュアで安価でさばくことで、たちまち市場を席捲し、ハーレムの王に登りつめる。
一方、ニュージャージー州の刑事で、離婚訴訟のさなかにあり、弁護士になるべく勉強にはげむリッチー・ロバーツは、押収した大金を押収品としてそのまま署に持ち帰える。悪徳刑事がはびこるなか、仲間からは疎外されるが、このことで麻薬捜査班のチームリーダーに抜擢され、実力あるメンバーを選んで、麻薬取引の組織の解明に励みだす。そして、モハメド・アリの試合を見に来たフランクが、マフィアのボスと会話を交わしたことから、なかなかそれまで捜査網にかからなかったフランクに注目し始める。

『グラディエーター』の監督で、大英帝国からナイトの称号を受けた巨匠リドリー・スコットが二人のオスカー俳優デンゼル・ワシントン(麻薬王)とラッセル・クロウ(刑事)を起用。70年代のニューヨークを舞台にした実在ギャングの半生を描いたサスペンス映画。また、二人の大物俳優のほかにもルーカスの弟役にキウェテル・イジョフォー、マフィアのボス役にアーマンド・アサンテなどの芸達者で脇も固めている。ルーカスの妻役ライマリ・ナダルは抜擢されるだけあってなかなか美しい。
157分の大作だが、飽きさせることのないストーリー立てと迫力ある映像。R15指定で残虐なシーンもあるが、オスカーの呼び声も理解できる重厚で味のある作品で満点の★★★をつけた。
余談だが、見ていてジーン・ハックマンの「フレンチ・コネクション」を思い出した。

  1. 2008/02/11(月) 17:15:49|
  2. 映画寸評
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歓喜の歌

■歓喜の歌
■製作: 2007年 日本
■監督: 松岡錠司
■主演: 小林 薫
□評価: ★★☆  Max=3

小さな町の文化センターの主任の飯塚は、市役所から左遷されたダメ公務員だ。大晦日を明日に控えた年末に、大晦日夜のセンター予約が、名前がよく似た二つのママさんコーラスのダブルブッキングであることが判明する。
全くやる気がない飯塚は、無責任にも部下のせいにしていい加減な対応をするが、セレブのコーラスに市長の奥さんが居て、ゴリ押ししたことから問題はさらにこじれることに。庶民の奥さんたちの結成間のないグループのリーダーの純子も仲間から尻を叩かれ困惑してしまう。
そんな中、飯塚の別居中の奥さんと娘が、娘と飯塚の誕生日のために町にやってきて、ラーメン屋に入る。そこの女主人もまた純子のグループのメンバーで、騒動の話を耳にする。

落語家・立川志の輔の落語「歓喜の歌」を『東京タワー オカンとボクと、時々オトン』の松岡監督が映画化。12月30日、31日の二日間におきる文化会館のダブルブッキング騒動を起こすダメ公務員を小林薫が好演。6年ぶりの映画出演となる安田成美はコーラスのリーダー役で相変わらずの清楚ぶり。このほか、伊藤淳史、由紀さおり、浅田美代子、藤田弓子、根岸季衣などが出演している。
ストーリーはハートフルに仕上げているが、中身は単純でスンナリと終わってしまって物足りなさが残る。コンサート・シーンは、本物のママさんコーラスが参加していて、本格的だ。

  1. 2008/02/02(土) 17:24:18|
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しゃべれどもしゃべれども

■しゃべれどもしゃべれども
■製作: 2007年 日本
■監督: 平山秀幸
■主演: 国分太一
□評価: ★★★  Max=3

今昔亭三つ葉は、二つ目になって随分と経つというのに、腕前が今一歩上がらず後輩に先を越されている二つ目の落語家。それでも、新作ものには目もくれず、古典落語の稽古に精を出す毎日だ。
そんな三つ葉のもとに、「話し方を習いたい」「落語を教えて」と、不愛想で美人の十河五月、大阪から引っ越してクラスに馴染めない小学生の村林優、いかつい顔ながら話下手な野球解説者の湯河原太一の三人が集まってくる。そして、三つ葉は落語を基に「話し方教室」を自宅で開くことにするのだが、三人は勝手気ままで、落語を覚えようとしない。

日本アカデミー賞最優秀監督賞受賞の平山秀幸監督が、2007年度本屋大賞受賞の佐藤多佳子の小説をTOKIOの国分太一をメインキャストに起用して映画化。国分は映画単独初主演だが、古典を愛してやまない若い噺家を、持ち味の爽やかさをともなって見事に演じている。五月役の香里奈、元プロ野球選手で厳つい松重豊、関西弁の子役村林優がそれぞれの持ち味を十分に出している。そして三つ葉の師匠の伊東四朗、祖母役の八千草薫の存在も忘れがたい。
また、上野の演芸場、、隅田川、都電、ホウズキ市、鬼子母神などの東京の下町情緒溢れる情景も見もの。
見た後に爽やかさが残るハートウォーミングで、それでいて元気も貰える映画というのが素直な感想だ。

  1. 2008/02/02(土) 00:34:54|
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らいむ

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