映画館 【Lime Light】

ちょっと空いた時間に観た映画。 元気が出るもの、癒されるもの、考えさせられるもの・・。 そんな作品の寸評を載せています。

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眉山(びざん)

■眉山 (びざん)
■製作: 2007年日本
■監督: 犬童一心
■主演: 松嶋菜々子
□評価: ☆☆☆ Max=3

東京でキャリアウーマンとして旅行代理店で働く32歳の咲子は、故郷の徳島に住む母親の龍子が倒れ入院したと母親の古い友人から知らせを受ける。急いで徳島に帰り、医師から母が末期ガンだと告げられる。咲子は父親は死んだと聞かされて育ったが、何でも一人で決めてしまう江戸っ子気質の母とは、小さい頃から距離感を感じていた。今回もまた、母が一人で献体を決めて登録したことを医師から聞かされ苛立つ。咲子は徳島に留まり、母の看病を続ける。そんな中、医師の寺澤と出会い、寺澤の話に後押しをされて、知らなかった母の人生を知ろうとする。そして、母の古い友人から、死んだ後に渡してくれと言われたと箱を渡される。その中には、父と母との恋愛が綴られた手紙とともに咲子の誕生日に毎年届いた未開封の書留が入っていた。父親が生きていることを知った咲子は、東京に戻り手紙に書かれた両親の思い出の場所を辿り、本郷で医院をしている父を訪ねる。
「精霊流し」「解夏」に続く、さだまさしの小説「眉山」の映画化。監督は「ジョゼと虎と魚たち」の犬童一心で、母と娘の絆や望郷の思いを、眉山と真夏の阿波踊りを背景に使いながら画いている。
松嶋菜々子が咲子を演じ、母親役は10年ぶりの映画出演の宮本信子。恋人になる若手医師の寺澤は「解夏」の視力を失っていく青年役で評価を得た大沢たかおが演じている。何と言っても凛とした江戸っ子、病魔に犯されながらも気丈に振舞う母親を見事に演じきった宮本信子が印象に残る。阿波踊り当日の実写とともに、一万名以上のエキストラを動員したというクライマックスの阿波踊りシーンは見もの。
涙腺が弱くなっているので、ハンカチを持参してよかった。

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  1. 2007/05/26(土) 15:39:33|
  2. 映画寸評
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解夏(げげ)

■解夏 (げげ)
■製作: 2003年日本
■監督: 磯村一路
■主演: 大沢たかお
□評価: ☆☆☆ Max=3

東京の小学校の教師、隆之は、視力を徐々に失っていくベーチェット病に冒され、教師を辞めて母が住む故郷の長崎に戻ってくる。長崎の美しい景色を目に焼き付けようと散策を始める隆之のもとに、恋人の陽子が訪ねてくる。盲目となる将来のことを考え悩む隆之を、「目」になると笑顔で励まし支える陽子。ある日訪ねた寺で林という老人に出会い、隆之は林の暖かい心に触れて病気のことを話す。林は僧侶が夏に「結夏」で始まり「解夏(げげ)」で終わる修行「安居」のことを語り、見えなくなる時が苦しみから解放されるときだと諭す。

さだまさしの同名小説を原作に、磯村一路監督がメガホンをとった作品。主役の隆之には大沢たかお、そして恋人役に石田ゆり子、母親役に富司純子を配している。
視力を失いつつある若者の焦燥と、それを見つめ支える恋人と母親の姿を淡々と描いていて、それが観ている者の心に極自然に入り込む秀作と言えるラブストーリー。
大沢の演技はまあまあ出来だが、感情を殺した石田ゆり子と子を見つめる静かな母親役富司の演技は素晴らしい。坂の多い長崎の景色と人物を美しく的確に捉えるカメラワーク、静かでうるさくないテーマ曲も良い。DVDだが、久しぶりに透明感が溢れ、清々しさが残る邦画を見た。大沢が再度主演をする、さだまさし原作の「眉山」、舞台も徳島、監督も変わるが期待したい。

  1. 2007/05/06(日) 17:23:18|
  2. 映画寸評
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バベル

■バベル
■製作: 2006年アメリカ
■監督: アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトウ
■主演: ブラッド・ピット
□評価: ☆☆ Max=3

幼子の死をきっかけに壊れかけた夫婦の絆を修復するために、子供二人をメキシコ人の乳母に預け、モロッコをバスツアー旅行するアメリカ人のリチャードとスーザン夫婦。山道を行くバスの窓を一発の銃弾が撃ち抜き、スーザンは右肩に瀕死の重傷を負う。山羊を襲うジャッカル退治のために父親からライフルを渡された兄弟が、腕を競い合って発砲したものだった。リチャードはメキシコに住む息子の結婚式を控えた乳母に電話をして、結婚式を諦めて子供の面倒を見るよう懇願して電話を切った。乳母は止むを得ず、メキシコに子供たちを連れて行くことにする。
一方日本では、聾唖の女子高生チエコが母親を亡くしショックから立ち直れず、街をさまよっていた。スーザンを撃ち抜いたライフル、実はチエコの父親がモロッコをハンティング旅行した折に、ガイドにプレゼントしたものだった。

モロッコ、メキシコ(アメリカ)、日本の3箇所で同時並行して進んでいく心のつながりを求める家族の話。モロッコで夫婦を演じるのはブラット・ピットとケイト・ブランシェット、メキシコで乳母を演じるのはアドリアナ・バラッザ。そして日本では、父親は役所広司、女子高生役にはアカデミー賞助演女優賞にノミネートされ一躍時の人となった菊地凛子が演じている。ブラピはモロッコでの弱っていく妻を前に打つ手がない現実に苛立つ中年男性を上手く捌き、菊池は孤独な聾唖の高校生を印象深く演じきっている。
しかし、イニャリトウ監督の意図が難解で、しかも同時並行的な進行は観るものにとって、哲学的で頭を疲れさせるばかりだ。アカデミー作品賞の受賞を逃したのもこの辺の理由からではないだろうか。悲しげなピアノとチェロのテーマ音楽は妙に耳に残った。

  1. 2007/05/04(金) 15:41:25|
  2. 映画寸評
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らいむ

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