映画館 【Lime Light】

ちょっと空いた時間に観た映画。 元気が出るもの、癒されるもの、考えさせられるもの・・。 そんな作品の寸評を載せています。

| ADMIN | UPLOAD | DESIGN | NEW ENTORY |

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

ナミヤ雑貨店の奇蹟

■製作:2017年 日本
■監督:廣木隆一
■主演:山田涼介、西田敏行
□評価:★★☆ Max=3

共に養護施設出身で幼馴染の敦也・翔太・幸平の三人は、2012年のある夜、強盗に入った後で夜を明かすため「ナミヤ雑貨店」の看板のある一軒の廃屋に忍び込む。その店はかつて歳をとった店主の浪矢雄治が町の人の悩み相談を手紙で受け、手紙で返信することで知られていた。
当然現在では店は廃業しているのだが、深夜にシャッターの郵便口から手紙が落ちてきた。その手紙は、32年前1980年に書かれた悩み相談で、郵便口はその時点と繋がっていた。敦也たちは困惑しながらも、当時の浪矢店主に代わって返事を書くことにする。そして、返事の置き場所として決められている牛乳箱の中にそれを入れた。そうすると、また手紙が投函される。
次第に三人が育った養護施設と店主浪矢の関係が明らかになってくる。

800万部を超える東野圭吾の同名小説を、「余命1ヶ月の花嫁」の廣木隆一監督が映画化。古い雑貨店を舞台に、悩み相談を受ける老店主と養護施設育ちの若者3人との時空を超えた交流を描いた一夜のファンタジー。
主演は、敦也役に「Hey! Say! JUMP」の山田涼介、店主役に西田敏行。準主演は、翔太役の村上虹郎(俳優の村上淳の息子)、幸平役の寛一郎(俳優の佐藤浩市の息子)。その他に、尾野真千子、萩原聖人、門脇麦、林遣都、成海璃子などが共演している。
現在と過去が手紙でつながる時空を超えてのストーリー仕立てだが、それ故にあちこち飛んで分かり難い(原作を読んでなくて申し訳ないが)。また、これは致し方ないのだが、敦也・翔太・幸平役の若い三人だけのシーンの芝居にわざとらしさが見え、西田や萩原などベテラン俳優との演技力を見せ付けられた。更に、雑貨店のセットや大道具が少々雑に思えた。

スポンサーサイト
  1. 2017/10/09(月) 21:02:33|
  2. 映画寸評
  3. | コメント:0

三度目の殺人

■製作:2017年 日本
■監督:是枝裕和
■主演:福山雅治
□評価:★★★ Max=3

弁護士の重盛は、これまで担当した公判では勝利にこだわってきた。
ある時、重盛は殺人容疑のかかった三隅という男の弁護をする事になる。その男は、30年前に強盗殺人の前科があった。
今回の三隅は、解雇した工場の社長を殺して金銭を奪い、火をつけた容疑で起訴されている。三角が犯行を自供していることから、この裁判では初めから有罪は免れず、「負け」が決まったようなものだった。
やむを得ず弁護をすることになった重盛だったが、三隅との面会を重ねるうちに犯行動機が釈然とせず、その犯行に疑問を持ち始める。

是枝裕和監督が自らオリジナル脚本を手がけ、主演の福山雅治と『そして父になる』以来2度目のタッグを組んだ法廷心理ドラマ。是枝作品には初参加となる役所広司が殺人犯・三隅役で福山と初共演を果たしている。また、是枝作品「海街diary」で末妹役に抜擢した広瀬すずを、今回は犯行の鍵を握る被害者の娘役に配し、それに応えた広瀬の成長した演技力が光っている。そのほか、吉田鋼太郎、斉藤由貴、満島真之介、市川実日子といった確かな演技力の面々が顔を揃えている。
是枝監督は、この作品のテーマは「人は人を裁けるのか」と話したと聞く。何度も出て来る真実に迫ろうとする弁護士と犯人との面会室での凌ぎを削るような会話にもそれが見え、また、役者同士の戦いも見て取れる。
ネタバレにはなるが、裁判は有罪判決で終結、観客に謎を預けまま124分のエンドとなり、これまでの法廷物のようなスッキリ感はなく、少々疲れが残った。
ベネチア映画祭では金獅子賞は届かなかったが、コンペティション部門の日本から唯一の出品作の健闘に拍手を送りたい。
  1. 2017/09/10(日) 10:27:10|
  2. 映画寸評
  3. | コメント:0

後妻業の女

■製作:2016年 日本
■監督:鶴橋康夫
■主演:大竹しのぶ
□評価:★★☆ Max=3

80歳になる:中瀬耕造は、妻に先立たれ結婚相談所主催のパーティに出席、そこで淑女然とした63歳の小夜子と知り合い、結婚する。幸せな夫婦生活を送るはずだったが、やがて耕造は病に倒れて亡くなる。そして、娘の朋美と尚子は小夜子から公正証書にされた遺言状を見せられる。それには、全財産を小夜子が受け継ぐと書かれていて、遺族には一切残らないと分かりも二人の娘は愕然とする。実は小夜子は、結婚相談所所長の柏木とグルで、死にかけ老人の内縁の妻となり遺産を狙う「後妻業の女」だった。
そんな中、父の死や疑念を抱く朋美は、裏社会に精通した探偵:本多を雇い、小夜子の身辺を調査し、徐々に小夜子と柏木を追いつめていく。

直木賞作家・黒川博行のベストセラー小説「後妻業」を、「愛の流刑地」「源氏物語 千年の謎」の鶴橋康夫監督がメガホンをとり、映画化。後妻業を生業とする小夜子を大竹しのぶ、結婚相談所所長の柏木を豊川悦司の共演で描く関西弁のエンタテインメント作品。大竹はこてこての関西人に成り切りで、手練手管で男をものにする女を見事に演じている。
他の出演者は、尾野真千子、長谷川京子、永瀬正敏、笑福亭鶴瓶、津川雅彦、水川あさみ、風間俊介、余貴美子、ミムラ、六平直政、森本レオ、伊武雅刀、泉谷しげる、柄本明など蒼々たる顔ぶれで流石は鶴橋組。
テレビCMに釣られて久しぶりに映画館で見たが、えげつない女とその仲間の大阪弁の喜劇だが、スカッとする爽快感が残らない。また、原作は読んでないが、最後のどんでん返しが象徴的だが、話の展開が事前に分かってしまい、脚本としては「?」が付いた。
ネットなどでも評価は非常に高いが、ここでは「普通」の★2つとした。

ブログ更新を長期間放置状態で、8カ月ぶりの紹介となった。
  1. 2016/09/05(月) 20:57:54|
  2. 映画寸評
  3. | コメント:0

黄金のアデーレ 名画の帰還

■製作:2015年 アメリカ・イギリス合作
■監督:サイモン・カーティス
■主演:ヘレン・ミレン
□評価:★★★ Max=3

1998年、ユダヤ人のマリア・アルトマンは、ロサンゼルスの小さなブティックを営んでいる。そんなある日、姉が亡くなり、彼女がナチスに没収された絵画の返還をオーストリア政府に要求していたことを知る。オーストリアでは、過去に訴えについて再審理が行われるというのだ。マリアは友人の息子の駆け出し弁護士ランディ・シェーンベルクとともに姉の遺志を継いで絵画の変換を求めることに決めた。その絵画の中には、グスタフ・クリムトが描いたマリアの伯母の肖像画でオーストリアのモナリザ”と呼ばれる名画「黄金のアデーレ」があった。

マリアは、家族や友人・財産の全てを失った故郷オーストリアに戻る気はなかったが、ランディの説得もあって伯母の面影追ってウィーンに向かった。そこで自国と父の罪を償おうとするオーストリア人ジャーナリストのフベルトゥス・チェルニンと出会う。マリアは、彼とランディの力も借りて伯母が描かれた絵画の返還をかなえようと決意する。しかし、返還を決定する審問会は、マリア達が提出した新たな証拠を却下して返還を拒否する。残る道は裁判だが、180万ドルという法外な預託金が必要で諦めざるを得ない。しかし、9か月も掛けてランディは、法の抜け道としてアメリカで訴訟を起こせる道を見つけ出す。

ナチスに奪われたグスタフ・クリムトが描いた世界的名画をめぐって実際に起こった裁判の実話を「マリリン 7日間の恋」のサイモン・カーティスが、ヒューマンドラマとしてメガホンを取った。
実在の主人公マリアをオスカー女優ヘレン・ミレンが好演、駆け出し弁護士役にカナダ人俳優のライアン・レイノルズ、オーストリア人ジャーナリスト役には、ダニエル・ブリュールが扮している。
オーストリアとアメリカの二つの国、ナチス占領時代と現代の二つの時代を行ったり来たりしながら、審問会や裁判の行方に期待を持たせ、時にはハラハらさせながら上手く描き切っている。

わが家にもクリムトの「接吻」の複製品が有ることもあり、興味を持って映画館に足を運んだ。
証拠探しや法廷での心こもった訴えで勝訴するまでのストーリーもだが、アメリカに亡命の為にナチス支配の市内から逃走するスリリングなシーンや、父母や友人との別れや新しい仲間との出会いなどの人間ドラマで単なる法廷ものとは違う味を出していて、見応えがあった。

現在「黄金のアデーレ」は、ニューヨーク5番街の作品所蔵1700点という小さな邸宅美術館「Neue Galerie (ノイエ・ガレリエ)」に展示されているとのこと。
  1. 2015/12/03(木) 21:49:47|
  2. 映画寸評
  3. | コメント:0

天空の蜂

■製作:2015年 日本
■監督:堤 幸彦
■主演:江口洋介、本木雅弘
□評価:★★☆ Max=3

1995年8月、錦重工業の愛知県小牧工場から防衛庁へ納品するヘリコプター「ビッグB」は、日本最大の全長34メートル・総重量25トンにして、最新設備を搭載したものだ。
このヘリの設計士の湯原は、引渡し式典に妻と小学生の息子を呼ぶが、息子は他の参加者の子供と工場内を探検するうちに、ヘリの中に入ってしまう。
その時に、ヘリは正体不明の人物の遠隔操縦によりハイジャックされ、湯原の息子だけが中に取り残されたまま上昇する。
やがてヘリは稼働中の高速増殖炉「新陽」の上空でホバリングを開始する。犯人は、「天空の蜂」と名乗り、日本全国の原発停止を求める犯行声明を出す。ヘリの燃料が空になるまでは8時間。湯原はと知人で原発設計士の三島とともに、政府が原発破棄に難色を示す中、息子の救出とヘリが墜落すれば本州の大半が消滅しかねない危機に立ち向かう。

作品は、1995年に東野圭吾が原子力発電所を題材に発表しベストセラーとなった同名小説を、堤幸彦監督が映画化したサスペンス大作。主演は初共演のヘリの設計士湯原・江口洋介と原発設計士三島・本木雅弘の二人。共演者は仲間由紀恵、綾野剛、向井理、柄本明、國村隼、石橋蓮司、竹中直人などで、豪華なキャスティング。
日本は、東日本大震災で福島の原発事故を経験したが、この映画は改めて原発にからむ種々の問題を考えさせる衝撃作だ。出演者はベテランも多くその演技は流石で、またスリリングで手に汗握る展開、最後の意外なオチなどサスペンスの娯楽作品としてはなかなかのもの。しかし、子供が厳重なセキュリティが施されている工場の中を安易に歩き回ったり、壊れたリモコンを簡単に修理したりなど、ストーリーの中身となるといささか頼りない。
  1. 2015/09/17(木) 20:31:25|
  2. 映画寸評
  3. | コメント:0

あん

■製作:2015年 日本・フランス・ドイツ合作
■監督:河瀬直美
■主演:樹木希林
□評価:★★★ Max=3

中年に差し掛かった千太郎は、私鉄の線路から少し入った所にある小さな「どら焼き屋」で働いている。傷害事件での刑務所暮しの後、オーナーが店長として雇ってくれたが、今では単調な日々を過ごしている。
ある日、一人の老女がアルバイト求人の貼り紙をみて、店先にやってきた。吉井徳江と名乗る彼女が味見用に持ってきた粒あんの美味さに舌を巻いた千太郎は、雇うことを決める。手が少し不自由な徳江だが、彼女が時間と心を込めて丁寧に作る粒あんは、評判を呼んで店は繁盛し始める。常連の女子中学生達の一人ワカナも、徳江と心を通わせていくようになる。
そんな日々が続いたが、千太郎は店のオーナーの奥さんから徳江がかつてハンセン病だったことを理由に辞めさせるよう指示される。そして病気の噂が広まって客足が途絶え、徳江は自ら店を去っていく。徳江のことが気にかかる千太郎は、ワカナと一緒にハンセン病療養施設に彼女を訪ねていく。

カンヌ国際映画祭で新人監督賞やグランプリを受賞している河瀬直美監督が、ドリアン助川の同名小説を、主演に名女優・樹木希林を迎えて映画化。助演は、千太郎役に永瀬正敏、ワカナに内田伽羅、オーナーの妻に浅田美代子、ワカナの母に水野美紀、徳江の友人佳子に市原悦子ら。
ハンセン病=らい病は治療法も確立し、1996年に「らい予防法」が廃止されたにも拘らず、その後も偏見や差別が残っている。
人生を翻弄された徳江が、どら焼き屋という社会に出て役に立った喜びや、再び偏見によって施設に閉じ込められる寂しさを、樹木希林が見事に演じている。また、店長千太郎の永瀬の寡黙だが心根は優しい男の演技も素晴らしい。中学生ワカナの内田は樹木の実の孫だが、役擦れしていない自然さが良い。
河瀬直美監督作品は哲学的で暗いイメージが強く、今回が初めてだったが、自然の美しさ捕らえ方、人物の表情や動作のアップ法が独特で、いつの間にか映画の中に引き込まれ、心を揺さぶられていた。

  1. 2015/06/16(火) 18:37:51|
  2. 映画寸評
  3. | コメント:0

風に立つライオン

■製作:2015年 日本
■監督:三池崇史
■主演:大沢たかお
□評価:★★☆ Max=3

医師の島田航一郎は勤務している大学病院からケニアの研究施設への派遣を打診される。アフリカ医療に尽力したシュバイツァー博士に感銘し医師となった航一郎にとって、それは願っても無いチャンスだった。しかしそれは、離島で父親の後を継いだ恋人の秋島貴子とは、更に遠く離れることを意味していた。
ケニアの研究施設に勤務して半年後、現地の赤十字病院から1か月の派遣要請を受ける。そしてそこには、重傷を負って次々に運び込まれる少年兵たちの姿があった。彼らが、麻薬を打たれ戦場に立たされたと知り、衝撃を受けた航一郎は医師としての使命を感じ、同病院への転籍を決める。日々の多忙な活動の中、そこに派遣されてきた看護師の和歌子と力を合わせて、少年達の良き理解者・良き友となっていく。そんな中、目の前で家族を殺され心の傷も負ったンドゥングという少年兵が担ぎ込まれる。

ケニアで医療ボランティアに従事した実在の医師・柴田紘一郎氏の話を基にしてさだまさしが作った同名の楽曲から、さだが書き上げた小説が映画の原作。同様にさだの小説を原作にした『解夏』『眉山』に出演した俳優の大沢たかおが企画・主演し、『藁の楯』で大沢とタッグを組んだ三池崇史がメガホンを取り映画化。ケニアで医療に従事する主人公が、心に傷を負った元少年兵と心を通わせる様を描いた医療のあり方を問うヒューマンドラマ。
共演は、恋人貴子役の真木よう子、看護師和歌子役の石原さとみ、同僚医師の萩原聖人、研究施設長の石橋蓮司など。
大沢の熱演もあって内容はそれ程悪くは無いが、話があちこちに飛びすぎる感じは否めない。日本映画としては初めて本格的なロケを敢行したケニアの雄大な風景は素晴らしい。

  1. 2015/04/10(金) 16:02:32|
  2. 映画寸評
  3. | コメント:0

WOOD JOB!神去なあなあ日常

■製作: 2014年 日本
■監督:矢口史靖
■主演:染谷将太
□評価:★★★ Max=3

平野勇気は、大学受験に失敗して彼女にもフラれ、進路も決まらないまま高校を卒業する。そんな時、林業研修プログラムのパンフレットが目に留まる。その表紙で微笑む可愛い女性につられ、一年間の林業研修プログラムに参加することを決意する。
ローカル線を乗り継いで無人駅に降り立ったが、そこは携帯電話の電波も届かない三重の山村「神去村」だった。集合研修が終わって、実地研修で配属された中村林業では、想像を絶する現場の過酷さや凶暴で野生的な先輩にしごかれ、逃げ出したくなる。しかし、パンフレットの美女が村に住んでいることを知り、林業研修を続けていくことにするが……

「ウォーターボーイズ」「スウィングガールズ」「ロボジー」の矢口史靖監督が、直木賞作家・三浦しをんのベストセラー小説「神去なあなあ日常」を映画化したコミカルな青春エンターテインメント。都会育ちのちゃらんぽらんな青年が、田舎の村での林業への奮闘と周りの人々とのふれあいを通して、一人前の男に成長していく姿を描いている。
主演は、「ヒミズ」でベネチア国際映画祭の最優秀賞新人賞を日本人で初めて受賞した染谷将太。長澤まさみ、伊藤英明、優香、西田尚美、柄本明らが共演する。
矢口監督のこれまでの作品にも増して、最初から最後まで笑いが耐えない作品に仕上がっていて、飽きさせない。CGに頼らない森林作業の映像は大胆なショットもあり、見もの。

ヒノキの伐採シーンが知り合いの森林での撮影と聞いて、封切り早々に見に行ったが、映画の中でも、木を育てる大変さ、林業の時間軸の長さを垣間見ることができた。
  1. 2014/05/16(金) 08:29:56|
  2. 映画寸評
  3. | コメント:5

それでも夜は明ける

それでも夜は明ける
■製作: 2013年 アメリカ・イギリス合作
■監督:スティーブ・マックイーン
■主演:ソロモン・ノーサップ
□評価:★★★ Max=3

1841年の奴隷制度が廃止される前のニューヨーク州。自由黒人のバイオリニストのソロモン・ノーサップは愛する妻子と幸せに暮していた。
ある日、遠征公演に参加するが白人に拉致され、奴隷商人の手でニューオーリンズに奴隷として売られてしまう。そこでは、白人選民主義者のたちによる容赦のない差別と暴力の日々だったが、彼は決してひと人としての尊厳を失わないことを心に誓う。やがて12年もの歳月が流れる。そして、ある日ソロモンは奴隷制度撤廃をとなえるカナダ人の労働者と出会う。

原作は南部の農園に売られた黒人ソロモン・ノーサップが12年間の壮絶な奴隷生活をつづった伝記『Twelve Years a Slave』(1853年発表)。「SHAME シェイム」の鬼才スティーブ・マックイーン監督が映画化したヒューマンストーリー。第71回ゴールデングローブ賞ドラマ部門作品賞・男優賞に続き、第86回アカデミー賞では作品賞のほか、助演女優賞、脚色賞の3部門を受賞。『キンキーブーツ(英国)』でドラッグクイーン役や『2012』で地質学者役を好演したキウェテル・イジョフォーが主人公ソロモンの苦しみ日々を主演男優賞をでもおかしくない鬼気迫る演技で引き込む。共演は、農場の奴隷役ルピタ・ニョンゴ(アカデミー賞助演女優賞)、マイケル・ファスベンダー、ベネディクト・カンバーバッチ、そしてカナダ人役ブラッド・ピットら。なお、ブラッド・ピットは製作メンバーの一人。

オスカー作品賞受賞作ということで、ロードショー初日に見に行ったが、非人間的な奴隷制度とその中で奴隷となった男が「いつか夜は明ける」と決して諦めず生き抜く内容に感動させられ、賞に違わないと納得。映画の中での解放は主人公のみでハッピーエンドとは言いがたいが、実話に基づいているので仕方がないか。
  1. 2014/03/07(金) 16:48:14|
  2. 映画寸評
  3. | コメント:0

フライト

フライト
■製作:2012年アメリカ
■監督:ロバート・ゼメキス
■主演:デンゼル・ワシントン
□評価:★★☆ Max=3

ウィップ・ウィトカー機長が乗り込んだジェット旅客機は、フロリダ州オーランド国際空港からアトランタに向かって飛び立った。操縦技術には自信がある彼は、激しい乱気流に遭遇しても一流の技術を駆使して切り抜け、副操縦士に任せて一眠り。
だが、ジェット機は突然急降下を始めてしまう。そして機体は制御不能となり、ウィトカーはあらゆる手段で速度を落とそうとするが、降下が止まらない。最終判断として、ウィトカーは背面飛行することを選択し、決行する。その結果、高度は水平に保たれ前方に草原が現れる。胴体着陸に成功して、乗客乗員102名のうち96名が生還をするという奇跡の着陸だった。ウィトカーは一夜にして国民的英雄となるが、脳震とうなどで意識のない中で採取された血液からアルコールとコカインが検出されたことから、事故調査委員会は彼に過失致死罪の適用を検討していた。

「フォレスト・ガンプ」でアカデミー監督賞のロバート・ゼメキス監督が、「トレーニング デイ」アカデミー主演男優賞のデンゼル・ワシントンを主演に迎え、名優・名監督のコンビで描くスペクタクルなヒューマンドラマ。この作品も、第85回アカデミー賞で主演男優賞、脚本賞にノミネートされた。
他のキャストは、弁護士を「アイアンマン」シリーズのドン・チードル、恋人を「ファイター」でアカデミー助演女優賞のメリッサ・レオ、友人を「アーティスト」のジョン・グッドマンなど豪華。
旅客機の緊急着陸を成し遂げ一躍ヒーローとなった主人公が、飲酒操縦の疑いで糾弾される側となった機長の苦悩を描いている。アクロバティックな飛行と事故のシーンが圧巻だが、内容はアル中の機長の真実(善)とウソ(悪)の間で悩むヒューマンドラマと言える。デンゼル・ワシントンのファンには必見の作品ではないだろうか。
  1. 2014/02/11(火) 18:38:10|
  2. 映画寸評
  3. | コメント:0
次のページ

らいむ

Recent Entries

Recent Comments

Recent Trackbacks

Archives

Category

Links

Counter

カウンター by  HomePage Counter
10 | 2017/11 | 12
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -

Search

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。